夢博士の独白



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夢を見た夢4:猫又は碧眼の少女の笑顔、消失する文明と拡大する戦場での選択と集中

 交わした「約束」は守らなければいけない。それが「文明」と「文化」の違いだと言う。用意周到なパブロフの「犬」は、カウンターの「内側」に逃げ込んでいたのです。グラスを丹念に磨き上げながら、呟いていたのです。柔かな「文化」の変容が、頑なな「文明」の消失を加速している。至る所で「約束」が反故にされている。
 私の真昼の「恐怖」は、真夜の「階段」に映されて来たのです。それを「夢」は報せてくれる。それは、あたかも「怪談」のように語り継がれて来たのです。物音も発てずに「階段」を下りるゾンビの「大群」、或いは「洪水」」となって、その「光景」を背後の「目」は見逃さない。彼女をゾンビと化した「死霊」に引き渡してはいけない。「夢」のなかの「論理」は、なぜかイクラを嫌いになる「決意」を、私に強いたのです。
 白い「職人」の、器用でセクシーにすら見える「手」が、几帳面に「寿司」を握って差し出す。何時の間にか、カウンターも白木の「檜」に変わっている。飽食の「文化」を想う。「文明」の衝突はイラクで起きた。生臭い「戦争」の臭いが漂う。様々な「想念」が去来して、「注文」もしないのに目の前に置かれたイクラに、私は「憤慨」したのです。理不尽な「激情」に支配され、強く「両手」でカウンターを叩いたのです。それは、まるで「劇場」で拳を上げるヒットラーのように自己陶酔した「姿」に違いなかったのです。
 右隣には、豹柄のコートを着た「私」が座っていました。彼女は透かさず、私を諌めるようにして、両脇に抱えた二匹の白い「仔猫」を差し上げたのです。ブルーとグリーンの「瞳」が左右交互に入れ替わる。「碧眼」の美少女が猫のように笑う。私の「激情」は穏やかな「波紋」と同調する。彼女の「提言」とは、どちらかのペルシャ猫にイクラを与えよ、そのことで、イラクの「指導者」が決まると言うものでした。
 一瞬の微睡みの間、私は悩みました。どちらの「仔猫」も甲乙付け難く可愛いのです。すると彼女は、可愛い子には旅をさせよという「格言」を引き合いに出して、あくまでも「選択」と「集中」を迫るのです。彼女の「目」は猫のように輝いて見えました。
 その「目」に直視されて苦しくなった私は、路地裏を放浪する「黒猫」を「脳裏」に想い描きました。すると阿吽の「呼吸」というのか、彼女は、豹柄のコートの「模様」から一匹の「黒猫」を取り上げたのです。そして、私達は、あのゾンビの「大群」が「洪水」となって現われない「今」の内に、この「黒猫」の洗礼と命名の「儀式」を執り行うことにしたのです。「黒猫」はノラGと呼ばれました。
 「黒猫」には白木ではなく、もっと堅く荒々しい「素材」が似合うというのが、私達の元々の「見解」でした。つまり、清廉潔白ではなく清濁混合の「資質」が求められたのです。私達の「懸念」は当たりました。黒く塗り替えられたカウンターの周りには、次々と動物のゾンビが「席」を埋め始めたのです。「水面」が上昇するにつれて、「足首」も引き上げなければいけない。ハイチェアの一本の「脚」の周りをサメが不気味に「旋回」する。ところが彼女は、サメもサバも一文字違いだと言って、猫のような「目」を光らせたのです。
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by artbears | 2017-03-29 19:21 | 連白


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