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夢博士の独白



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夢を見た夢1:隆起する海面と錆び付いた海底の戦車、孤島又は孤独と録音された会話

 黒々とした「海面」が波立つように隆起して、前後左右に揺れている。それは、まるで「闇夜」を抱え込む「揺籠」のように見え始めたのです。遠くに視えたと思った「汽船」は、一瞬にして荒ぶる「高浪」の「魔手」に引き寄せられ、悲鳴のような「汽笛」が遠くに響いている。スルスルと「海面」が下降する「恐怖」が始まる。次の「海面」の上昇までの「時間」は短い。
 魚眼レンズのような「船窓」は、その「汽船」の船底にあったはずでした。その「船窓」からは、奇妙に明るく白濁した「海底」が視えていたのです。目を閉じても、同じ「光景」が見えるに違いない。長々とした呪文のような「会話」が続いていたのです。
 白々とした「海底」を覗き込むと、何台もの錆び付いた「戦車」が「海底」に沈んでいました。一台の赤く塗装された「戦車」が、まるで着陸体勢に入った「機体」のようにして、ゆっくりと「海底」を目指していたのです。それは、段々と錆びて行く。「腐食」は「死」のように着々と進んで行く。耳を塞いでも、長々とした念仏のような「会話」が続いていたのです。
 振り向き様に視えたのは、巨大な「客船」のまさに出港しようとする「後景」でした。「夢」は突拍子も無く「切断」されて、何かの拍子で別様の「光景」とつながる。絶海の「孤島」に取り残されているという「孤独」が側に立って居たのです。遠くの後部甲板では、何人かの「人影」が見え始めました。彼等の「会話」に「耳」を側立てるのですが、それが呪文であるのか、念仏であるのかは判り様が無かったのです。
 兎にも角にも「切符」を買わなくてはならない。遊技場からの「出口」を入った直ぐのカウンターには、ブロンドの「女」と脚の不自由な「男」が並んで立っていました。彼等の「関係」は親子の様にも見えるが、見方を変えると「恋人」の様にも観えなくはない。彼等の「背景」だけが、穏やかな「海面」と晴れ渡った「青空」であることが、却って「不安」を募らせる「原因」となったのです。
 彼等との良好な「関係」を築くことの難しさは、「想像」に難くは無いことでした。固い「意志」と硬い「遺志」を守らなくてはならない。それは、彼等の父親が「癌」で亡くなったという捏造された「記憶」が浮かんで来たからかもしれない。かくの如く「真実」は絶えて久しい。「出口」の反対方向に「視点」を移すと、多くの「捨石」が積上げられていました。一丁の「拳銃」が隠されていることが仄めかされていたのです。
 兎にも角にも「切符」を買わなければならない。その「状況」は「結癌」のように微動だにしない。途方に暮れて、荒れ狂う「海面」の反対方向に「視線」を移すと、緑豊かな「丘陵」を「背景」に競馬場が視えて来ました。その「場所」に駆け付けるや否や、ゲートは開かれて、「狂馬」は我先にと「山頂」を目指したのです。カウンターに居座る「看守」にも見える「男」に尋ねるしかない。彼は「馬券」は売れるが、復路の「切符」は売れないと言い放つ。その「会話」がテープに録音されて、重複と反復を繰り返していたのです。
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by artbears | 2016-12-30 18:16 | 連白


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