夢博士の独白



ひとりでに開閉される扉、押し寄せる津波又は恐怖の感情、枠組と私の中の虚偽と真実

 ひとりでに「扉」は開かれるのか。そして「津波」の「映像」は、何度も何度も「脳裏」に映し出されるのです。ひとりでに「扉」は閉じられるのか。恐らく、「夢」の中でも繰り返されているに違いない。カメラを通した「他者」の「視線」が、私の「視線」に置き換えられる。私の「脳裏」に貼り付けられる。それは決して「劣化」はしない、むしろ「純化」を進めている。私は左右に「頭」を大きく振るが、その「映像」はもちろんのこと、その「記憶」を消し去ることはできない。
 見方を変えると、この未来への漠然とした「不安」、暗鬱とした「気分」は、「津波」のように押し寄せてくる、グローバル経済への「恐怖」の「感情」だったのかもしれない。経済的合理性の飽くなき「追及」という「津波」が襲ってくる。「敗者」となっては、「下層」に重く沈む「汚泥」となるしかない。私はもがき苦しみ求めるが、「上層」には、形而上的な「目的」も、信じるに足る「光明」も見えては来ない。
 例え、天空に向かう「道路」を右にハンドルが切られたとしても、同じような「光景」が待ち構えていたのは間違いなかったのです。それは、天空まで突き抜けるかの巨大な「岩壁」が突然現れて、その「岩壁」を左右に迂回して走る「道路」は、前方で合流していたからでした。「夢」の中の「私」は、瞬時に「理解」を得ました。あの四方が「絶壁」に囲まれた天空の「飛行場」へ行くには、経済的合理主義以外の「手段」を必要としている。それは、「目的」そのものの合理性でした。
 私は仕方なく、「現実」を直視せざるを得なかったのです。再び、下降する「視界」が前方に拡がりました。それは、まるで「地球」を外部から観ているようでした。すると「海」の領域が想像以上に拡大している。ポツンと正方形の「枠組」へと変形した「格納庫」だけが残されている。その巨大なコンクリートで固めた「枠組」の内部には、あの「飛行機」が沈んでいるに違いない。どうやら、「津波」は過ぎ去った後のようでした。大海原の「記憶」に戻ろうとしていたのです。
 ところが、「状況」が変質変異していることは、「海」を観るよりも明らかでした。一見強固に見える「枠組」は、一体何から何を「保護」する「目的」に在るのか。そして「保護」に対する「服従」は、一体誰から誰に求められるのか。大海原を「枠組」が漂流している。それは、民主主義と国家主権とのアンバランスな「関係」のようにも見えたのです。
 その「枠組」の中に一体の「人形」が視えて来たのです。その「人形」は、天空から一本の「命綱」で吊るされていました。時折、浮かび上がる「顔」は一瞬で消えて、白い紙のような「印象」は留めることはできない。「枠組」と「私」、その内部と外部では「虚偽」が満ちている。それらは、フェイクでは在るが、もう一つの「真実」でも在り得る。
 その「人形」は、もう一人の「私」でも在り得る、と想った瞬間でした。「命綱」は断たれて、私は物凄いスピードで「海中」に引き摺り込まれたのです。下降する「恐怖」が、私を支配して放さない。薄暗がりから、「悪意」は身を攀じらせて近付いて来る。
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by artbears | 2017-05-31 18:28 | 連白
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